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数奇にして模型 -NUMERRICAL MODELS- (森博嗣)

余裕を失うことほど、幸せなことは、人間にはないだろう。
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 寺林がまるで異常者であるかのようだった。
 だがむしろ、寺林に少なからず共感してしまう私がいる。
 価値観がはっきりすればするほど、それは強い衝動となり、他の物を飛び越えてしまうのだ。
 勿論、価値観のために他人を犠牲にするのがよいとは思えないし、そんなことはできない。
 しかし、それを異常とはいえない。
 少なくとも彼にとっては、その異常という概念は必要ない。

 所詮、異常は正常を作るために定義されたにすぎないからだ。
 逆にいえば、異常という概念がなければ、正常は存在しえない。
 更に、正常というのは安心感を得るためのものでしかない。
 結局のところ、その安心感というものに対する欲求がなければ、異常は発生しないのだ。
 だから寺林のようなタイプは、自己の価値観を世間と比較して異常を認識するしかない。

 そう考えてみると、シャープなんだろうと思う。
 だが、シャープである事がいいとは限らない。
 仮に良くても、いつまでもシャープでいるとも限らない。
 磨き方が悪ければ、刃こぼれするだけなのだ。


 さて、打って変わってフィギュアのお話。
 書かれた当時とは今ほどオタクのイメージが異なっているようである。
 金のかかる趣味だから、大人のホビーといった様子。
 今では、現実から目をそむけた人の嗜好といったイメージに近付きつつある。
 当時は萌絵はあれども、萌えはなしといったところだろうか。



数奇にして模型―NUMERICAL MODELS (講談社文庫)数奇にして模型―NUMERICAL MODELS (講談社文庫)
(2001/07)
森 博嗣

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